BtoBマーケティングとは?成果を出す戦略と組織の作り方【基礎から実践まで】

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「リードは増えているのに、商談につながらない」
「SEOや広告を試しても、思うような成果が出ない」
「チームで戦略的に動けず、施策が場当たり的になっている」
BtoBマーケティングに取り組む企業の多くが、このような悩みを抱えています。

なぜ成果が出ないのか?原因の1つは、個別の施策に注力しすぎて、全体の流れを最適化できていないことです。
BtoBマーケティングを成功させるには、以下の4つのプロセスを理解し、フェーズごとに適切な戦略と施策を設計することが重要です。

  1. マーケティング戦略設計:「誰に」「何を(商材のどのような価値を)」「どのように伝えるのか」を決める

  2. リード獲得:Webサイトへの集客とCV促進に取り組む

  3. リード育成:商談につなげるために、適切なコンテンツで関係を構築する

  4. リード分類:商談につながる顧客と育成が必要な顧客を分け、営業と連携する

多くの企業が陥るのは、SEOや広告などを単発の施策として実行し、「とりあえずやってみる」状態になってしまうことです。
これでは、次のフェーズにつながらず、リードを集めても商談や売上につながりません。さらに、チームで連携できず、ノウハウもたまらないため、施策の再現性も生まれません。

では、どうすれば成果につながるBtoBマーケティングを実現できるのか?

本記事では、2,000社以上のBtoBマーケティングを支援してきた「ferret」の現役マーケターが、BtoBマーケティングの基本の流れから、戦略設計の方法、マーケティング組織の作り方、最新トレンドまでを分かりやすく解説します。

この記事を読めば、明日から実践できるBtoBマーケティングのヒントが得られます!

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この記事の監修者
株式会社ベーシック ferret One セールス部門 見山 悠妃

2021年にベーシックに入社。現在はBtoBマーケティングツール「ferret One」でフィールドセールスを経て、現在はマーケティング部にてセミナーやイベント企画を担当

BtoBマーケティングとは? BtoCとの違い   

BtoBマーケティングは、企業向けで取引を行う際の戦略や仕組みなどを含めたマーケティングのことです。
BtoBマーケティングを行う際には、対消費者向けであるBtoCビジネスとの違いを理解しておく必要があります。

BtoCとの違いから見るBtoBマーケティングの特徴

BtoBビジネスとBtoCビジネスの違いは、下記の表のとおりです。

給与

BtoB

BtoC

対象顧客

企業

消費者

支払方法

請求書

即代金を支払う

マーケティング

成約まで長期間

即購買につながる

意思決定者

担当者

個人

BtoBもBtoCも顧客のニーズを理解し、ベストなタイミングでアプローチを行い、成約に促すという点は同じです。しかし、顧客が成約に至るまでのプロセスが大きく異なるため、それを意識してマーケティングを行う必要があります。

BtoBはBtoCと比べて商品・サービスの単価高額であることや、成約に至るまでに複数人が関わることなどの違いがあります。

BtoCならば、個人が感情に任せて衝動買いすることもあるため、感覚に訴えるような訴求も効果的です。

しかし、BtoBの場合は、たとえ担当者が自社の商品やサービスに興味を持っても、複数人の承諾が必要なため、自社の商品やサービスを使うことによる課題の解決やコスト削減などのメリットを客観的に示し、決裁権のある人物を納得させる必要があります。そして、その分購買プロセスが長く、長期間にわたって顧客との信頼関係築いて行かなければならないのです。

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そもそもBtoBビジネスとは?
「BtoB」とは、企業間取引、つまり企業から企業へモノやサービスを提供するビジネスの業態を指す言葉です。BtoBビジネスとも言います。

詳細:【5分でわかる】BtoBビジネスとは?BtoCとの違いをわかりやすく解説

BtoBマーケティングの土台は「Webサイト」

BtoBマーケティングは、Webサイトを活用して進めていきます。この背景にはBtoBの見込み顧客の購買プロセスが関係しています。

BtoBの買い手は意思決定プロセスの67%を営業担当の接触前に済ませていると言われています。※1しかも、仕事上の製品・サービスの情報源として「企業のWebサイト」を利用している人は64.8%にのぼるのです。※2

つまり、見込み顧客がインターネット上で情報収集をしている際に見つけてもらわなければ、導入検討の候補にさえあげてもらえない可能性があります

こうした購買プロセスに対応するには、まずWebサイトへ集客し、そこからアプローチしていくという流れが適しているのです。

BtoBマーケティングの流れとは?戦略設計~リード分類まで

BtoB企業の購買プロセスを鑑みると、BtoBマーケティングは大きく4つのプロセスに分けることができます。

  1. マーケティング戦略設計:「誰に」「何を」「どのように伝えるのか」を決める

  2. リード獲得:Webサイトへの集客とCV促進に取り組む

  3. リード育成:商談につなげるために、適切なコンテンツで関係を構築する

  4. リード分類:商談につながる顧客と育成が必要な顧客を分け、営業と連携する

顧客の購買プロセスの特徴を理解し、フェーズごとに適切な戦略を立て、それを実現するための施策を行うことで、顧客を成約に導くことができます。

ここでは、各プロセスのポイントを紹介していきます。

BtoBマーケってとても領域が広くて難しそうに感じます‥!💦

一見難しく感じかもしれませんが、プロセスで分けて考えるとわかりやすいですよ💡

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大井 菜緒
大井 菜緒
2019年より株式会社ベーシックへ入社。インサイドセールスからフィールドセールスまでを経験し、2021年6月からカスタマーサクセス部オンボーディンググループへ異動。顧客の戦略設計から伴走サポートまでを幅広く担当した後、ferret Oneユーザー向けのウェビナーやコミュニティの運営等に従事。

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